通勤電車の中で書くブログ

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色の三原色と光の三原色が違うのはなぜ?②

前回(https://donou.hatenadiary.com/entry/2020/06/12/194219)、タイトルのような疑問を持った経緯を書いたが、ここではその疑問への解答を調べた結果を書いて行こうと思う。

まず、光の三原色の話から始めるのが良さそうなので、光の方から始める。

さっそく光の三原色が赤、青、緑となっている理由を言うと、それはものすごく単純で、人間の目の神経が赤、青、緑の3色の光を感知するようできているからだ。もっと正確に言えば、人間の目が強く感知する光の周波数が3種類あって、その3種類がそれぞれ赤、青、緑に見えるようになっている。そして、ある波長の光を見たとき、どの神経がどれだけ強く反応したかによって、その光が何色なのかを脳で割り当てているのだ。

例えば、赤と緑の中間ぐらいの周波数の光を見たとしよう。すると、赤を担当する神経と緑を担当する神経がまあまあの反応を示す一方、青を担当する神経はほぼ反応を示さない。この光の周波数は青色の光の周波数から離れているため、青を担当する神経にはこの光がほぼ見えないのだ。そして、脳ではこう判断する。「赤と緑の神経が反応し、青は反応していない。とすると、この光は黄色だ」と。

結局、ある光が何色なのかを判断するには赤、青、緑の3つの神経がそれぞれどのように反応するかに全てがかかっている。だから、赤、青、緑の3つの光の強さをそれぞれ調整して目に当てることができさえすれば、脳が分かる全ての色を脳に見せることができるというわけだ。赤、青、緑が「光の3原色」と呼ばれるのはこれが理由である。

次に色の3原色の方に移りたいと思うが、今日はこの辺にしてまた次回に説明したい。