通勤電車の中で書くブログ

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未経験者がUnityでスマホゲームを作る3

前回は、物理特性の付与により、地面の上にカニを乗せることに成功した。

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いよいよ、ゲームらしく、左右のボタンを押せばカニが左右に動くような仕組みを作っていきたい。引き続き、図書館で借りた本の、横スクロールアクションの作り方の章を参考に進めていく。

まず、左右のボタンを作る必要があるので、PCに最初から入っていたペイント3Dというペイントソフトで、「◀︎」「▶︎」このような絵を描き、これをボタンとして使うことにする(空と地面の絵を描いた時に使った普通のペイントソフトでやると、余白の部分が白い四角画像ができてしまった。ペイント3Dだと背景を透明にできたのでこちらを採用)。次に、ゲーム画面上でこれらの画像を配置するために、新たにレイヤーを作り、そこに配置した。(理由は良くはわからないが、本の指示に従ってそうした)

 

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ボタンの画像を配置するだけではボタンとして機能しないので、「これはボタンですよ」という旨を指定する必要があるらしい。本に従い、指定する作業を行う。

さらに、ボタンを押した時にカニがそれに反応して動かないといけないので、最初にカニをランダムに動かした要領で、スクリプトを書いてカニに付与する必要がある。例によって、本に書いてあったコードを真似して入力した。

これにより、ボタンを押せばカニが動くゲームができた。(カニが画面外に出ないように、画面の左右に透明な四角い壁を置く作業も後で行った)

 

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これでなかなかゲームらしくなってきたのではなかろうか。だがここからゲームを作り込んでいく前に、別の方向性の作業をしていきたいと思う。

ここまでUnityを触るのと並行して、私は本屋でUnityの参考書を探していた。元々、手元には図書館で借りた本があり、大いに役立ってはいたが、図書館の本だけあって若干内容が古いことも否めず、さらに返却期日というものもあるので、いずれは別の参考になる本を買おうと思っていたのだ。

どの本を選ぶかはあまり深く考えず、分かりやすくて内容が充実してそうな分厚い本を選び、それを買って帰った。家でその本をパラパラとめくっていると、興味を引く見出しを見つけた。曰く、「ゲームを実機にビルドする」みたいなタイトルだったか。とにかく、Unityで作ったゲームをリリースする前に、手元のスマートフォンで動かすことができるということだ。ゲーム自体はパソコン上でも動かすことはできるが、やはり最終形はスマホなので、その最終形がどんな感じなのかを味わってみたい。そう思ったので、現状ゲームとしては未完成もいいところながら、実機にビルドする作業をやっていく。

 

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新しく買った本に従いビルドをしていくわけだが、本によると手数はそんなにかからなさそうだ。しかし結果としては思いのほか時間がかかってしまった。というのも、作業の途中でエラーが出てしまい、それへの対処方法を見つけるまでいろいろと試行錯誤があったためだ。最終的には下記サイトを参考に、対処する事ができた。概要としては、Unityの一機能?である「SDK」のバージョンが古かったので、アップデートする、という対処方法だった。SDKとは何なのか全く分かっていないが、やりたいことはできたので良しとしよう。

vanikki.com

 

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ビルドを行うと、「.apk」という拡張子の付いたファイルがパソコン内に作られる。

その状態でパソコンとAndroidスマホを有線で接続することで、スマホ上でゲームを起動する事ができた。スマホの中にゲームのデータを入れるものかと思っていたが、そうではないらしい。

何にせよ、ついにスマホにゲームをビルドする事ができた。挙動も特に違和感なく、良い感じだ。目標としている「ゲームのリリース」が現実味を帯びてきたように感じる。

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