ロジカルシンキングとは結局何なのか?

本屋に行ってビジネス書の棚を見ると、「ロジカルシンキング」について書かれた本が大量に並んでいる。俺もそれらのうち一部を読んだことがあるが、今一つ、そこに書かれていたロジカルシンキングという技術を自分の実生活や仕事に適用することができていないように思う。MECE(ミーシー)やロジックツリーといったロジカルシンキング的なワードについてはよくわかるようになったが、それがすなわちロジカルシンキングだとも言えないと思う(MECEとかはロジカルシンキングというスキルの末端部分にすぎないんじゃないか)。ではロジカルシンキングとはどのような技術で、どのように現実世界に適用していけばいいのか?という疑問があり、今日はそれに自分で答えてみたい。

 

●ロジカルとはどういうことか

人間は放っておくと結構あほな考えに行きついたりあほな行動をとったりしてしまうものだ。例えばテスト勉強をしないといけないのになぜか部屋の掃除をしてしまったり、ただの相関関係を因果関係だと読み取ってしまったりする。そういったゆがみを極力排していこうとする姿勢がロジカルな姿勢だといえるのではないかと思う。

例えばテストでいい点を取りたいとする。この状況であまりロジカルでない考え方は「よし、今回はいつもより頑張って勉強しよう」という感じだ。一方、ロジカルな考え方では、「前回のテストでは50点だったが今回は70点を目指すことにしよう。ではどのようにして20点上げたらいいか。前回を振り返ると、難問にこだわりすぎて時間切れになり、10点ほど損している。あとは計算ミスで10点の損、単純に解けなかったのが30点。時間切れの-10点については、難問に当たって5分考えて分からなかったら飛ばすという作戦にすれば解消が見込める。これで+10点。また計算ミスの損も大きいので、今日から普段の勉強に加えて毎日20分を取って計算の練習をすることにしよう。これで+5点程度にはなるだろう。残りの5点だが、クラスの秀才に出そうな問題を聞いてそれを優先的に勉強することで稼ごう。5点と言わず、10点程度は見込めるかもしれない。以上を合わせて+25点となり、目標達成には十分だ。この方針でいこう」。となる(ちょっと長く書きすぎた)。ロジカルでない考え方とロジカルな考え方の違いは何だろう。それは、「厳密さ」と「切り分け」だ。テストでいい点をとるというふわっとした目標を+20点という明確な目標に置き換える。そしてその目標と今の状況をいくつかのピースに分割し、それぞれのピースについて対策を立てている。

つまり俺はロジカルシンキングの神髄は「厳密さ」と「切り分け」だと考えている。なにか目標や問題があれば、それを厳密に定義し、要素に分割した上で、対応を考える。必要とあれば、分割したものを再度厳密に定義し、再度分割する。ロジカルシンキングを雑に説明するとこういう感じじゃないだろうか。これが有効なのは、厳密な定義と分割を繰り返すことで、人間の非合理的になってしまう原因をあるていど排除することができるからだろう。

厳密な定義と分割は人によって上手い下手があるが、それは練習あるのみだ。。