日本の財政はやばいのか

日本の借金は1000兆を超えていると言われる。これは日本のGDPが500兆程度、日本の歳入・歳出が100兆程度であることを考えるとすごい額だ。国民を1億人と考えると一人当たり100万円の借金ということになる。

これは一見、危機的状況のように思えるし、危機的状況と言う人もいる。しかし一方で、何ら問題ないという人もいる。一体どちらが正しいのか?(もしくはどちらも正しくないのか?) 考えてみたい。

 

借金が問題になるのはどういう時かというと、それは返せなかった時だ。借金を返せないと財政破綻となる。そして財政破綻すると日本円の価値が暴落しハイパーインフレになったり経済が混乱するだろうし、国も支出を減らさないといけないから公共サービスが一部中止・削減となったり公務員が失業したりするだろう。こんな状況はできれば避けたい。

 

それでは、日本でも上記のようなことが起こり得るのだろうか?

実際のところ、全く起こりえないとは言えないが、この数十年以内に起こる確率はかなり低いんじゃないかと思う。なぜなら、今のような日本国債への信頼がある限り、国債を発行すれば毎年の借金を返済するための資金は作ることができるからだ。

確かに、歳入のうち借金での調達が35%というのは大きい数字ではあるが、その数字の大きさがすなわち危険度を表すというわけではない。毎年の借金での調達額と返済額は毎年そう大きく変動するものでもないし、税などの収入も毎年安定している。だから戦争などの有事がない限り、基本的に日本が返済に困るような状況は起きないだろうと思っている。

 

しかしながら長い目で見ると盤石であるとも言いづらいような気もする。少子高齢化にともない社会保障費の支出が増えるし、経済規模の縮小に伴って景気も後退して税収が落ちる可能性も高い。日本の収支は悪化する。そんな中で借金がどんどん増加していく状況を客観的に見れば、「日本国債は危ないんじゃないか」と疑いだす人も多くなるだろう。こうなると日本の財政破綻の日は近い。

これを防ぐために国もいろいろ考えているんだろうけど、好況時→支出を減らしてプライマリーバランス黒字、不況時→支出を増やしてプライマリーバランス赤字※、といった形にしてトータルでプラマイ0という形を目指すのがいいんじゃないかと思う。

 

※不況時に支出を増やすのは、不況を脱するため。